見極めた本質の先にお客様の笑顔がある。

PEOPLE 01
見極めた本質の先にお客様の笑顔がある。

梶山 耀佑
開発部 | 2018年入社
PROFILE
大学では、生物科学科で遺伝子の改良に関する研究に没頭。そこから、医療系の開発がしたいと考えるようになり、医療用チューブの「カテーテル」とのつながりによって、ペンニットーに巡り会った。入社の動機について彼は、社員が楽しそうに仕事をしていること、そして工場の現場を見た時に、仕事をしている自分をイメージできたことだと語る。

現在の仕事内容

私は開発部に所属しており、主に2つの業務を行っています。1つ目は「新製品の開発」。お客様のニーズ調査を行い、そこから課題解決につながるような製品の設計開発を行います。ニーズには、製品の材料や長さといった物質的ニーズだけでなく、製品に関する詳細な情報といった、ソリューション的ニーズもあります。2つ目は「特注品の開発」です。こちらは、ふっ素チューブに関する要望に合わせ、調整・製造をするという業務になっています。また最近は、生産性の改善業務も任されるようになってきました。そして、開発の仕事の難しさは、セルフマネジメントができるかどうかにあると思います。私はまだその力が弱いと感じるため、日程や製品の方向性など、きちんと仕事の着地点を決めたうえで、仕事を進めていけるようにしたいです。

現在の仕事内容

仕事のやりがい

私が仕事に感じるやりがいは、とてもシンプルですが「お客様に喜んでもらえること」です。そうして喜んでもらうためには、単に要望にそのまま応えるだけではなく、一歩先をいく課題解決が必要だと思います。例えば、当社で製造している「コルゲートチューブ」は、先端がストレート状になっています。そして、お客様から「ストレートの部分に、他のパイプにつなげるための部品をはめ込みたいから、もっと先端を長くしてほしい」と言われたとしましょう。チューブの先端を伸長すれば、お客様のニーズに応えたことにはなりますが、「パイプにつなげる部品をつけたい」ことが、本質的な要望であるはずです。それなら、あらかじめパーツをつけて販売することで、本質的な課題を解決できます。このように、核心を見据えた提案を行うことで、より大きな貢献をしていきたいのです。

現在の仕事内容

仕事に活きた学生時代の経験

大学時代の研究の経験が、今の開発の仕事にも活きているように思います。私は、遺伝子配列を変化させた細胞を培養し、それをマウスに注射して、その反応を確かめるという研究を行っていました。仮説を立てたものの、思ったような実験結果が現れず、さらには、培養していた細胞が死んでしまうといったアクシデントもよく起こりました。ひどく落ち込むこともありましたが、それでも結果を提出する納期を決めて、繰り返し実験を行い、何とかして仮説に近づけようとしたのです。日程を設定し、仮説を立てて、試し続けること。そのプロセスが、新製品の開発にも活かされています。

印象的なエピソード

特に印象的だったのは、開発部に配属されて一年目に、あるお客様からかけてもらった言葉です。私はもともと、「お客様の笑顔のために」というフレーズに疑問を持っていました。本心から、お客様のために行動できるのだろうかと、怪しんでいたのです。そんな時に、特注品のチューブの製造依頼がありました。まだ開発の1年目で、ほとんど成果を出せていなかったのですが、何とか開発を進め、最終的には求めていた通りの製品をお渡しすることができました。すると、「ありがとう。もう、ペンニットーにしか頼まないよ」と言っていただけました。その時、「お客様の笑顔のために」という言葉が、深く身に染みました。それからは、仕事に対する意識が大きくかわり、お客様に喜んでもらい、笑顔になってもらうことが、私の大きな原動力になったのです。

ある1日のスケジュールA DAY schedule

8:30
出社/ラジオ体操の後、
メールや業務内容を確認。
8:45
特注品の試作・新設備の条件出し。
10:00
休憩/同僚と世間話を楽しむ。
12:30
昼食/会社周辺のお店や休憩室で食事をとる。
13:00
午前中に行ったことを整理し、
効率よく業務に取り組む。
15:00
休憩/コーヒーを飲みながらゆっくりする。
16:00
試作のデータ集計、得られた知見のまとめ、
報告書作成を行う。
17:30
退社/家に帰って勉強や趣味の時間。
ある1日のスケジュール

今後の目標

今後は、さらにお客様の核心をついた、最適な提案ができればと思っています。開発部に配属されて、2年ほどが経ちますが、知識も経験も充分ではないと感じています。当社の主力製品の素材である「ふっ素樹脂」についても、もっと知るべきことがあるはずです。だからこそ、セミナーに参加したり、書籍をあたるなどして、知識を身につけるようにしています。また、今後は部下のマネジメントを行うことも増えてきます。まずは、セルフマネジメントの力を磨き、後輩たちを正しく導いていけるような、そんな先輩になりたいです。そして、部下に指導をする時は、心を持って接することを忘れないでいようと思います。開発部の上長を含め、当社には思いやりを持って人と接する方がたくさんいます。私もその一員として、しっかりと心から接してあげたいです。

皆さんへのメッセージ

まずは、当社の工場見学にきてみてください。製造業では、工場を見学できない企業も少なくありませんが、当社では、自分がどのように働くのかを鮮明にイメージできるほど、細部まで見せてくれます。「工場ってどんなものだろう?」と疑問に思っているのであれば、製造業界を知るための手がかりとして、当社の見学に来ることをおすすめします。また、当社の採用活動は、社員と話せる機会が多いのも特徴です。きっと、一緒に仕事をしたいと想えるような、楽しそうな人たちばかりです。まずは、話しにきてみてください。ペンニットーで、お待ちしています。